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英語改革で受験はこう変わる!入試の変更点をまとめてみた 1/3

投稿日:2017年4月29日 更新日:

前回の記事では、2020年度からはじまる新学習指導要領によって、学校の英語教育がどう変わるのかをみてきました。

こうした改革にあわせて、大学入試もおおきな変更が予定されています。

すでに一部の私立大学や公立高校入試などでは、英語入試のシステムがおおきく変わってきています。
今後はさらにいろんな学校や自治体で、英語入試が変わっていくでしょう。

そもそも英語の受験はどんなふうに変わってきているの?

いったいこれからどうなっていくの?

2020年度からはじまる新しい大学入試制度ってどんなもの?

こうした受験制度の変更点について、3回に分けてわかりやすくまとめてみました。
1回目はすでに変わりはじめている大学入試・高校入試のその内容について、理由とともにみていきましょう。

(2回目以降の記事はこちらから↓)
2回目:英語改革で受験はこう変わる!入試の変更点をまとめてみた 2/3

3回目:英語改革で受験はこう変わる!入試の変更点をまとめてみた 3/3


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なんで英語入試の制度が変わってきているの?

英語の受験制度がどんなふうに変わるのかを見るまえに、なぜ受験制度が変わってきているのか、その理由から知っておいたほうがいいでしょう。

理由を知っておけば、どんなふうに変わるのかもだいたい想像できますからね。

なんで英語の受験制度が変わってきているかというと、産業界の要請によるものです。

つまり日本の社長さんたちが「もっと英語のできる人材を育ててよこせ」と、大学に求めているからなんです。

「グローバル化」というわかったようでよくわからない言葉を使いたくはないんですが、ようするにいま日本の企業は以前にくらべて、海外との取引が増えています。

日本企業の輸出総額をみれば一目瞭然です。財務省の統計ですが↓

1995年:415億円 →2015年:756億円

20年間で241億円も増えてるんですね。2倍ちかい増加!

こうなると当然、企業は外国語のできる人材が必要になります。

とくに国際共通語である英語のできるヤツはぜひほしい!となります。

それでいま、英語のできる人材を育ててほしいと、日本企業は大学に求めているわけです。
(英語を使う職業についてはこちらにまとめています)

でも大学って本来、英語力をメインに育てるところではありません。

英文科などのほかは英語はあくまで一般教養であって、ほかに研究することがあるからこそ大学なわけですし。

そこで大学は「じゃあ英語の入試をきびしくして、もともと英語力のある学生を入れたらいいやん」と考えました。

これが英語入試の変更の理由なんです。

 

大学入試で外部テストの導入がさかんに

というわけで、いま英語入試は以前よりもきびしくなる方向で変わってきています。

より正確にいうと、受験のノウハウとかに関係なくたしかな英語力をもっていること

そして「読む」「書く」だけでなく「聞く」「話す」までふくめた4分野の技能をバランスよくもっていること

この2点が以前よりも求められるようになってきています。

 

そしてこの2点をどちらも確かめられるのが、英検やTOEFLといった外部テストなんです。

「英検2級」というのはたしかな英語力ですし、英検2級の受験には「聞く」「話す」の技能も必要ですから。

そこでいま、こうした外部テストを入試の代わりとする大学が増えています。


  • たとえば明治大学、東洋大学、立命館大学などの一部学部では、一般入試において、外部テストの成績が一定以上だと英語の試験が免除されたり、満点とみなされたりします。
  • また立教大学、青山学院大学、獨協大学、関西学院大学などの一部学部では、外部テストの成績が一定以上でないと出願もできません。その代わり、出願できたら試験は面接だけ、というところもあります。
  • とくに東京海洋大学の海洋科学部は2016年度入試から、一般入試・推薦入試にかかわらずすべての試験で「英検準2級以上、TOEFL iBT40点以上」などの出願条件を課しました。
  • 国公立でもたとえば、東京大学、京都大学、神戸大学などの一部学部は、推薦入試やAO入試などにおいて、出願条件に外部テストの点数を課しています。

くわしい条件や方法は各大学・学部によってちがいます。

また年度によって変更もあるので、受験される方はかならずホームページなどで最新の情報をチェックしてください。

 

高校入試でも外部テストの導入が増えている

こうした外部テストの利用は高校入試でも広まってきています。

たとえば大阪府は2016年度実施の公立高校入試において、英検・TOEFL iBT・IELTSという3つの外部テストのうち、どれかの成績が一定以上であれば、英語試験の点数に換算すると発表しました。

大阪府のホームページによれば、換算率は以下のとおりです。

たとえば英検準1級をもっていたら、たとえ当日の試験を白紙で出しても、英語の試験は100点満点ってことになります。

こうした導入は今年度以降も続いていくようです。

 

都道府県単位での導入はまだ大阪だけですが、個別においてはすでにいろんな高校が外部テストを導入しています。

英検にかぎってみても、判定を優遇したり点数に加点したりする学校は全国で383校あります。英語の試験免除は26校、出願条件に英検をくわえているところは205校、その他の優遇措置をしているところも99校ありました(2017年4月現在)。

英検にかぎらず、英語の外部テストを導入する学校が今後ますます増えてくるでしょう。

もしかして、小・中学生のうちに英語の資格を取るのが当たり前の世の中になるのかもしれません。
(英語の塾選びのポイントはこちらの記事にまとめています)



まとめ

以上、英語の受験がどのように変わってきているかをみてきました。
まとめるとこの3点です。

  • 産業界の要請によって、英語の入試がきびしくなってきている
  • とくに外部テストの導入が全国で進んでいる
  • 大学入試だけでなく、高校入試でも外部テストの導入が増えている

これからの子どもたちはたいへんですねー(←ヒトゴト)

 

では、このように入試で活用されている外部テストって、いったいどれだけあって、それぞれどんな特徴があるんでしょうか?

また最近よく聞くようになった「4技能」と外部テストとはどう関係してるんでしょうか?

次回はこうした疑問に答えていきます。

英語改革で受験はこう変わる!入試の変更点をまとめてみた 2/3







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管理人の重悟(ジュウゴ)です。
30代、ライター兼ブロガー。

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