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子育て

子育ての最終目標は何か?1000人のお母さんの意見をまとめてみた

投稿日:

こんにちは、ジュウゴです。

しばらくブログの更新が滞っていました。

じつは新しい副業に手を出して、

この1か月ひたすらやってたんです。

7月の利益が約5万円。

8月は10万円の利益を目標にやってる途中。

また形になればくわしく報告しますね。

 

さて、話題がガラッと変わりますが、

この記事から「子育て」について書いていきます。

ジュウゴは前職が教育関係だったので、

数万人の子ども、千人以上のお母さんと接してきました。

 

とくに保護者面談でよく聞いていた質問が

「お母さんの子育ての目標はなんですか?」

これ、

子どもと親を理解するためにいつも聞いてました。

じつにたくさんの意見をお母さん方から教えてもらいました。

そこでこの記事では

子育て関連のはじめとして、

「子育ての最終目標は何か?1000人以上のお母さんからヒアリングした結果」

を公開します。

そしてジュウゴなりに考える

「目標と手段のちがい」

「どこまでが親の高望みなのか」

「最終的なたったひとつの目標」

をまとめます。

 

とくにいま乳幼児をお持ちのお母さん。

子育ての目標に悩んでいたり、

わたしの考え方はこれでいいのかと不安に思うことがある親御さん。

ぜひ参考にしてください。


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子育ての最終目標は「子どもの自立」なのか?

子育ての目標って、家庭によってじつにさまざまです。

「家庭によって」というのは、

お母さんの性格や考え方、生い立ち、

家庭の状況や、お父さんとの家庭内での力関係、

そして子どもの状態によって、ちがってくるってことです。

 

そんななかでも、いちばん多くのお母さんが挙げたのが

「子どもの自立」という目標でした。

 

「子どもの自立」こそ子育てのおおきな目標

たとえば、シングルマザーのお母さんは

「子どもの自立」を目標とされることが多かったです。

これはお母さん自身が

「お金を稼ぐことのたいへんさ」を実感しているからかもしれません。

 

また片親でなくても、

共働きだったり働いた経験のある人の場合、

子どもの自立を目標とされる家庭は多かったですね。

 

「自立」とは

子どもが将来ひとりでお金を稼いで自力で生活できるようになることです。

いわば「一人前の大人」にすること。

この意味で、

子どもの自立はたしかに子育てのおおきな目標と言えるでしょう。

 

「自己肯定感」や「自主性」は目標じゃなくて手段

似たようなところで、

「自己実現のできる人に」

「主体的に人生の選択をできる人に」

といった目標を掲げるお母さんもおられました。

 

ただこうした目標を達成するためには、

「自分でお金を稼ぐ能力」以外にも、2つ能力が必要になります。

具体的には自己肯定感自主性です。

 

まず自己実現、つまり自分の進みたい道にむかって突き進むためには、

そのための努力を継続しなければいけません。

デザイナーになりたい子はデザインの勉強を数年間積む必要がありますし、

サッカー選手になりたい子はサッカーの練習を人一倍する必要があります。

そんな努力を何が支えるかといえば、

「自分にはやれる」という自己肯定感です。

 

また人生の岐路に直面して、

主体的に選択するためには自主性が必要です。

自主性とは「自分の考えを大切にすること」です。

だから自分の考えを第一にして選択する経験によって、自主性は育まれます。

 

このあたり、

自主性の育て方、自己肯定感の育て方、ついでに自立心の育て方については

また別の記事でくわしく解説しますね。

 

とにかく、

「自己肯定感をもった人間になってほしい」

「自主性のある子に育ってほしい」

というのは、目標じゃなくて手段なんです。

なんのための手段かといえば、

自己実現のための手段、

主体的に人生を選択するための手段です。

 

なんのために自己肯定感や自主性を育てるのか、

心の片隅にとどめておくと、

子育ての「目標」と「手段」がごっちゃにならなくていいと思います。


 

「いい大学・いい会社」も自立の手段のひとつでしかない

それから、

「いい大学を出て、いい会社に入ってほしい」

と願うお母さんも多くおられました。

え?いまだにそんな目標を?

と思う読者の方もおられるかもしれませんが、

「いい大学・いい会社」は親の本音としていまでもかなり根付いています。

 

とくに親御さんが自営業だったり、

中小企業の社員で給料がそれほど多くなかったりした場合、

やはり子どもには「こんな苦労をさせたくない」と願うのでしょう。

大企業の社員や公務員になって、安定した生活をしてほしい。

そう求めるのも無理はありません。

 

また親が高学歴の場合も

「いい大学」は目標のひとつに入れることが多いです。

「大学はそこそこでかまいません」と言われていたお母さんが、

よーく聞いたら「そこそこ」とは「旧帝大以上」だったなんて例が

かなりありました。

 

しかしこれらの目標はすべて

「親の高望み」でしかありません。

より正確にいえば、

「いい大学・いい会社」というのは

自立のための手段のひとつでしかないのです。

 

 

日本を代表するような大企業でも破綻し、身売りされ、リストラされる現代、

進学校から「いい大学」に入って「いい会社」に就職したからといって、

生活が安定するとはかぎりません。

またその途中で心身を病んでドロップアウトする場合だってあります(ジュウゴのように)。

 

経験談として言えますが、

大企業に勤めて心身をすりへらしたあのころよりも、

フリーになって自分の好きなようにビジネスをしている今のほうが幸せです。

給料はたしかに減りましたが、

それだって「以前より稼いでやる」と今は意欲マンマンですし。

じっさい、稼げる道筋も見えてきてるし。

 

…ジュウゴの話はどうでもいいとして、

「いい大学・いい会社」=「安定、苦労しない」は幻想です。

だから、子どもに高い学力を望むのは、

将来の稼げるお金が多くなるかもしれない、その確率がすこしだけ高くなるという

手段のひとつていどに考えておくべきです。

まちがってもそれを「目標」にしないでください。

子どもがゆがみます。

ジュウゴみたいな変態になります。(ん?)


 

「幸福感」「思いやり」「協調性」などは最終目標なのか?

「自分のことを幸せだと感じられる人になってほしい」

「思いやりのある人間に育ってほしい」

「協調性のある大人に成長してほしい」

すこし抽象的ですが、こうした目標を語るお母さんも多くいます。

ジュウゴはこうした目標を聞くたびに、

お母さん自身の願望や性格なのかもと感じていました。

 

厳しい家庭で育ったお母さんの「幸せを感じられるように」

保護者面談をしていると、

自分自身の身の上話をしてくださるお母さんもいます。

子どもとお母さんのことがより理解できるので、

ジュウゴは積極的にそんな身の上話を聞いてきました。

 

くわしくは書けませんが、

幼い頃から親の過度な期待にさらされて育った人。

外食、電話、髪型や服装など、すべて制限されてきた人。

兄弟姉妹との比較にずっと悩んできた人。

思春期からの母親との確執をずっと抱えている人。

 

こうした厳しい家庭で育ったお母さんほど、わが子に対して

「幸せを感じられるようになってほしい」と望む人が多くいました。

 

おそらく、

お母さん自身が自分を幸せだと感じることが少なかったのでしょう。

だから、子どもに幸福感を望むのは、

お母さん自身の願望の投影なのだと思います。

 

そんなお母さんにたいして、ジュウゴはいつも

子育てのいいところを見つけて、ほめるようにしていました。

なぜなら、子どもが幸せを感じられるようになるためには、

まずお母さん自身も幸せであることが大切だと思うからです。

まぁ、面談でほめられただけの幸せなんてたかがしれてますが。

 

とにかく、わが子に幸福感を望むなら、

まずお母さん自身が幸せであろうとすることです。

おいしい食事でも、楽しい音楽でも、友人との飲み会でも、趣味の写真でも、

なんでもかまいません。

とくに乳幼児のお母さんで、わが子とふたりきりで鬱々とする時間が長い人は、

「まだ小さい子を放っておいて」という声なんて気にせず、

家族や友人やベビーシッターに子守をさせて、たまには息抜きするといいですね。

まずはお母さん自身が幸せを感じられるようになってください。


 

優しいお母さんの「思いやりのある人に」

「思いやりのある人に育ってほしい」。

こう願う親御さんには、やはり、優しい人が多い印象でした。

どちらかといえば穏やかで、話しやすくて、自己主張が不得意そうで…

すくなくとも湯婆婆みたいな人はいなかったですね。

優しい人、思いやりのある人というのは

ときに社会でひどく損をします。

面倒な仕事をおしつけられたり、

心無い人から裏切られたり。

でも優しい人、思いやりのある人のまわりには

それをわかってくれるかけがえのない仲間が集まります。

そして損得勘定ぬきの信頼関係が生まれます。

そうした仲間との信頼が、人生を豊かにしてくれたりします。

 

「思いやりのある人に育ってほしい」。

こうした願いは、お母さん自身の

「わたしの生き方はこれでいいんだ」

という願いもこめられているように感じます。

うがちすぎかな?


 

子どもの性格は子育ての結果なのか?

ほかにも、

「協調性のある人になってほしい」

「どんな状況でも生き抜く強さをもってほしい」

「明るくて笑顔の多い子になってほしい」

などなど、

さまざまな性格を目標にしているお母さんがいました。

 

いま世間には、

「こうした性格に育てるためにはこんな子育て方法がいい!」

といった主張があふれています。

子どもの性格を目標にしている方は、

こうしたノウハウに目を通すことも多いでしょう。

 

でも、ジュウゴにはこれ、疑問です。

だって、何万人という子どもを見てきた結果、

子どもの性格は子育て方法よりも、親の性格と環境に影響される

って思うからです。

 

たとえば子どもをいくら褒めて育てても、

親がネガティブだったら子どももやっぱりネガティブです。

(ちなみにジュウゴはネガティブを悪いこととは思いません。

つねに最悪の結果を予想できる軍師タイプと思ってます)

また、まったくおなじような育て方をしたつもりでも、

学力が高くて責任感のあるのは長男・長女のほうで、

打たれ強くてうまく立ち回るのは下の子だったりします。

 

だから、子育ての目標に「子どもの性格」を掲げることは、

これもやはり、親の高望みです。

そして、子どもの性格を望むのであれば、

むしろ親自身がそうあろうとしたほうが近道です。

 

この章の結論

「幸福感のある人になってほしい」ならば、

まずお母さん自身が幸福をたくさん感じること。

 

「思いやりのある人になってほしい」ならば、

お母さん自身が思いやりのある人でいつづけること。

 

「協調性のある人になってほしい」ならば、

お母さん自身が協調性を発揮してPTAともママ友ともうまくやること。

 

もしそれができないなら、

子どもの性格を目標とすることはやめたほうがいいです。

ムリに性格をいじろうとすると、やはり子どもはゆがんだ成長をします。

 

「この子、どんな性格に育つかな、まぁなるようになるさ」

「どんな性格に育っても、わたしの子ども、愛してる」

こんな気楽な気持ちで子育てに臨みましょう。

 

 

じゃあ子育ての「最終目標」ってなに?

ここまで書いてきたいろんな目標。

これらとはぜんぜん別の

「子育ての最終目標」

を話してくれたお母さんもいました。

 

ジュウゴは、そのお母さんの言葉にハッとさせられました。

そのお母さんの目標にくらべれば、

どんな目標も「親の高望み」でしかないと。

それは何かというと…

 

大人になるまで生きること

これ、ある障害児のお母さんが

ジュウゴに語ってくれた目標です。

「二十歳まで、生きてほしいと思っています」

日々の苦労を微塵も顔に出さず、

おだやかな笑顔で、そのお母さんは言われました。

 

子育てとは文字どおり、

子どもを育てること。

わが子が生きて、大人になるまで育ったなら、

それだけで子育ては成功です。

お母さんの言葉は、

そのことをジュウゴに教えてくれました。

 

大前提を忘れないで

親の欲望というのはキリがありません。

「どうせなら健康に育ってほしい」

「健康であるなら、自立してほしい」

「どうせ自立するなら、たくさんのお金を稼いでほしい」

「地位も名誉も得てほしい」

「性格も立派で、みなから愛される人格者であってほしい」

「それでわたしにたくさん親孝行してほしい」

 

これらの大前提に、

「子どもが生きている」という事実があることを

忘れないでください。

子どもが生きているからこそ、

その子の「親」であれるのだから。

 

よって、ジュウゴの結論はこうです。

子育ての最終目標。

それは「子どもを大人になるまで生かすこと」。

これができて初めて、

いろんな高望みもできるんです。

 

目標を見失ったら、立ち戻る場所にして

「おいジュウゴ!

子どもが大人になるまで生かすこと?

当たり前だろ!

そんなこと言いたくて長々と書いたのか?

ここまで読んだわたしの時間を返せ!!」

 

…すんません。

僕がやりました。ごめんなさい。

ただね、

なんでこんなこと言うかというと、

子育ての目標を見失ったときの

立ち戻る原点にしてもらいたいからなんです。

 

たとえば子育ての目標を

「将来、自分で人生を選択して自己実現できるような自主性と自己肯定感をもち、いろんな職業に就くことができるほどの高い学力を養い、自立して、しかも社会性のある、明るい人間になってほしい」

と立てたとします。

そんで幼児期からいろいろやるわけです。

自主性を育むには危険をあらかじめとりのぞいてチャレンジさせるとか。

自己肯定感を育むには条件付きじゃなくて絶対的な愛情表現だとか。

学力の基礎づくりのために教具を買ったりだとか。

身辺自立や家事の手伝いが自立心を育てるだとか。

公園デビューとか。保育園申し込みとか。

明るい性格って、わたしが暗いけどどうすればいいのとか。

 

疲れるよね!!

ときどき「いやああああぁぁぁぁーー!」と叫びたくなるよね!

そんで、なんのためにこんなことしてるのか見失うよね?

 

そんなときに、立ち戻ってください。

「子どもが生きているだけで子育ては成功」だと。

「あ、そういえば他の目標はぜんぶ『ついで』だった」と。

ちょっと、気持ちがラクになるはずです。

これが、この記事で言いたかったことです。

 

 

まとめ

子育てのおおきな目標は「子どもの自立」。
つまり将来自分でお金を稼ぐようになること。

さらに「好きな職業で稼ぐ」を望むなら、
「自己肯定感」や「自主性」も必要。

でも、「いい大学・いい会社」も含めて、
これらはあくまで手段にすぎない。
目標はあくまで「自立」。

 

子どもの性格を目標にしている場合、
その目標に親の願望や性格が表れていることが多い。

んで子どもの性格にいちばん影響するのは、
親自身の性格と、環境。

だから子どもの性格を望むようにしようとするなら、
まず親自身の性格からはじめること。

それがムリなら、子どもの性格なんて
目標にしないほうがいい。

 

子育ての大前提、最終目標は
「子どもが大人になるまで生きること」。

他はぜんぶ高望み、ついで。
親の欲望にキリがないだけ。

そう考えたら、子育てに疲れたとき、
ちょっとラクになれるかも。




さて、では次回から、

この「高望み」「ついで」を解説していきます。

つまり、

「子どものいろんな能力を育むための具体的な方法」

についてです。

予定としては

「自立心」「自己肯定感」「自主性」

「言語能力」「数感覚」「図形認識能力」

「記憶力」「理解力」「集中力」「作業力」

の10項目です。

乞うご期待!







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管理人の重悟(ジュウゴ)です。
30代、ライター兼ブロガー。

西洋史専攻の知識と民間教育経験を基に、
歴史と教育について書いていきます。

科学と数学についてはヘタの横好き。
ラーメンも大好き。
彼女いわく「ちょっと変態」。

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